gonsampoのブログ

健康のために、いろいろ考え試す日々のブログです

献血

昨日、BBCニュースの記事を読んでいて、娘と献血に行ったことを思い出しました。そういえば、6月14日は「世界献血者デー」でした。

まず、BBCの記事から。「ゲイの男性が献血のルールを破っている」というテーマです。(日本ではゲイというと男性の同性愛者と考えがちですが、日本以外では性別関係なく同性愛者をゲイというようです。)

男性と性行為を行なっている複数の男性が、「性行為を行なってから3カ月の間献血をしてはならない」というルールを故意に破っているそうです。HIVなどの検査目的ではなく、純粋に人を助けたいと思い、何度も献血されているということは事実のようです。そういうグループの一人の方のお話ですが、半年に一度は血液検査に行っているから、頻繁に検査することもない異性愛者よりも自分たちの血液は安全である、とか。それなのに期間を置かないと献血させないとか、ひどい同性愛者嫌悪で、差別だとおっしゃっています。

ゲイの献血禁止のルールは、イギリス、アメリカ、オーストラリア、スウェーデンにもあります。イギリス(北アイルランドを除く)はゲイとバイセクシュアルの男性の献血を生涯禁じた規則を2011年に廃止しましたが、過去1年間に同性と性行為をした男性の献血は2017年まで禁止されていました。その年に3カ月に緩和されました。

ゲイとバイセクシュアルの男性はエイズ感染の高リスク群に分類されています。米疾病対策センターCDC)によると、ゲイとバイセクシュアルの男性はアメリカの人口の2%にすぎないが、エイズ感染者の6割近くを占めるといいます。とくにフランスにはゲイの献血禁止の緩和が難しい事情がありました。輸血感染のリスクがまだ知られていなかった1985年、輸血による感染者が約4000人報告され、首相や保健相の刑事責任が問われる事態になりました。当時の保健相は1999年に不作為による殺人で有罪になっています。 

現在、日本ではどうかと言うと、下記のようになっています。

輸血を必要とする患者さんへの感染を防ぐため、過去6カ月間に下記に該当する方は、献血をご遠慮いただいています。

・不特定の異性または新たな異性との性的接触があった。
・男性どうしの性的接触があった。
・麻薬・覚せい剤を使用した。
エイズ検査(HIV検査)の結果が陽性だった。(6カ月以前も含む)
・上記に該当する人と性的接触をもった。

日本赤十字社

異性愛者でも同性愛者でも危ないものは危ないですし、結局しっかりした検査に頼るほかなさそうな気がします。検査の精度が上がりますように。

それか、イギリスの研究チームは血液の幹細胞から無限に血液(赤血球)を作り出すことができる「不死の血液細胞」を作り出すことに成功しているそうなので、それが軌道にのることを期待します。

あと、私と娘の話ですが。安全な血液の人間が献血に行ったのに、「200mlの献血は受け付けていません」というのは、赤十字にも言い分はあるだろうけど、納得いかないと思いました。

もう数年前になりますが、娘が大学の友達と献血に行ったという話を聞いて、私も役に立ちたいと思って、娘と行くことにしました。(旦那さんの趣味は献血なので、以前から興味はありまして。)娘は前回の献血から1年経っていましたし、その時に200ml献血したと言っていましたから、体重が45kgの自分でもできると思いました。

行く前には、宮崎市献血ルームについて調べましたし、駐車場が近くになさそうだったので、電車で行きました。(献血ルームは一番近くて宮崎市です。献血車は400ml献血だけです。)電車賃までかけたのに、先ほども言いましたが、200ml献血は受け付けてないと断られたのです。娘と彼女の友達が前年に200ml献血できたのは、大学生に献血してもらうためのキャンペーンのようなものだったようです。だったら、ホームページに献血200mlは不可って載せておいてほしかった。ちゃんとホームページを見て、大丈夫と思って、行ったのだから。当然、日本赤十字社にメールして、そのことを伝えました。言わずにおけるかって。自分の家から車で1時間半かけて、宮崎市の娘のアパートまで行って、娘と一緒に電車に乗って、駅からトボトボ歩いて、献血ルームまで行ったわけだから。献血もできず、また電車に乗り、その後、車で1時間半かけ帰宅。

お詫びのメールはいただきました。お詫びはいらんけど、献血はしたかったよ。検診で血をかなり採られるのを見てるので、400mlくらい出来そうだと思うけど。

今はちゃんとホームページに400mlだけだと載せてあります。

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10~30代の献血協力者数はこの10年間で35%(約98万人)も減少しており、少子高齢化が今後ますます進んでいくと、血液の安定供給に支障をきたす恐れがあります。

今後も患者さんに血液を安定的に届けるためには、今まで以上に若い世代の献血へのご理解とご協力が必要となります。〈 日本赤十字社

ということですので、若い世代の皆さんは是非協力してあげてください。200ml献血を受け付けてくれるようになったら、私も献血したいと思います。早くしないと、年齢制限でできなくなるよ。